老後資金のための資産運用プラン
老後資金のための資産運用を考えるにはまず、自分のプランをはっきりしておくことが大切な用件となります。まずは「老後の住居」のプランがもっとも基本的な用件として必要です。賃貸マンションやアパートなどの借家なのか、郊外での一軒家なのか、都会のマンションなのか。
子供たちがみんな独立したら、夫婦みずいらずで、いろいろ便利な都会での小さいマンションを購入して終の棲家にしたいってのもいいですね。次に、老後資金を作るための背景はどうなるのかを自分なりにシュミレーションをしてみることも大切です。
日本の今後は大丈夫なのかどうか。物価高が進んでインフレになるのか、それとも逆行してデフレになるのか、再び不動産バブルのようなことになるのか。最近ではアメリカ発のサブプライムローン問題による世界的金融不況が取りざたされていますが、このようなことは数年前までは誰も思いもよらぬ事でした。
老後資金・資産運用プランナーにだって先はわかりませんが、ある程度の老後資金・資産運用方針や方向付けは自分で決めておかないといけません。これからは老後資金も「海外移住」のようなグローバルな見地での判断が求められる時代です。老後資金のための情報収集のアンテナだけはしっかり立てておきましょう。
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後の生活資金の基本はやはり年金
老後の生活資金の基本は、やはり年金ですね。しかし、この年金も昨今の年金データかいざんなどの様々な問題が噴出していますので、自分の年金がどうなっているのかぐらいは、人ごとではなく自分の問題として知っておくことが大切ですね。
また、現在の処、銀行の定期預金の利率は、年間0.3％程度にとどまっていて、資金の実質的な価値の減少よりも良くないのが現状です。ですから、老後の資金のための資産運用には貯蓄は抵抗がありますが、政管年金に限っては、民間年金と比較して効率がよいでことはまちがいありません。
最低支給額の国民年金のみでさえ、現在の徴収額、給付額から見れば、約８年で元が取れるシステムになっています。(もちろん、給付が始まってから8年以上は長生きする必要がありますが(^^))。
まー、平均年齢まで生きることができれば、世の中にある他のどんな利回りの良い商品でもかなわない高利回り商品ということにはなります。これに可能な限りの付加年金を付けておくのが、現状では最低限の支出で最大限の恩恵を受けるための良い方法です。
年金としては厚生年金、共済年金、国民年金基金、いずれかの加入ということになりますね。
老後のための資金運用には安全性が高い米国債なども
老後の資金を増やす方法として、基本になる資金の運用方法としては株か債券ということになります。莫大な資金を運用する機関投資家は、その時々の状況により株と債券の間をうまく立ち回ります。昨今の円高、株安状況(08年11月頃の話です)では、個人投資家はなかなか買いに回ることはできないのですが、こうした株安は歴史的にみれば大きな「買いのチャンス」でもあります。
余剰資金が有る方はこうゆう時にこそ株を買ってみるのも良いかと思われます。もちろん結果は自己責任ですけどね^^;)。また、サブプライムローン問題によって、これまで国際的な安全性が最上級とされていた米国債などの投資も注意して検討することが重要になります。
大和証券のサイトによると、例えば、２０年債券（ゼロクーポン）の場合、2024年11月15日満期のものですと現在の値は相当安くなっているようです。つまり、今の価格を投資すれば２０年後には１００ドルになって還ってくるということです。金利に換算すると 5%以上になることも十分あります。
こんな金利は日本では貯金でも債券でも考えられません。日本が超低金利の今、当然考えていい投資先の一つだと思います。しかし、、外債を買う場合には、為替に注意が必要です。利子で儲かっても、為替が下がれば意味がないからです。
そういう意味では円高の今はドルを買って、今後円が安くなった場合にドルを売るという運用も良いかもしれませんね。
